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松本にいた頃の私

JUGEMテーマ:日々徒然

 

1日中雨。バイトはなしの日だけれど、どこにも出かける気が起きなかった。

何もせずぼーっと過ごしていて、お昼前くらいにうとうととなって転寝など。

なぜか松本に住んでいた頃の風景が出てくる夢を見た。

梅雨明け前の小雨の女鳥羽川・・・

 

バイトとかで市の中心に出て行くのに、一人だと自転車で川沿いの道を下っていったのだけど、2人で買い物とかに出かける時はたいてい歩いて行った。歩きながらの方がたくさん話せるし、手をつないで並んで歩くと「2人で同じ風景を見てるんだな」って嬉しかったから。でも、今日の夢に出てきた女鳥羽川沿いの道。私は左岸を1人でてくてくと歩き、あいつは右岸を1人でてくてく歩いていた。お互いにちらちらと目線は送るけれど、声はどちらからもかけない。

何なんだろう、この夢・・・

 

1年生の7月、暑かったな・・・そして、エアコンのある彼のマンションに入り浸っていた。土日以外はほとんど彼の家に泊まって行くようになっていた。必要のない限り自分のアパートには帰らずに、何着かの着替えは彼の家に常備し、ほとんど同棲状態だった。でもそんな生活が1ヶ月くらい経った頃、いつも2人というのが少し息苦しくなってきていた。なぜ当たり前のように、自分が食べたいものではなく彼が喜びそうなものを毎日作るのだろう。なぜ当たり前のように、夕方ベランダに干してある洗濯物をとりこみ、彼の衣服もたたんでしまっているのだろう。私はいったい何のためにここにいるの?こんなことをしにここに来たの?

 

大学の授業はともかくとして、生活のためのバイトが連日あって、疲れていて。それでも彼といっしょに美味しいご飯が食べたくて、バイトを終えてから遅い夕食の支度をする。彼は裕福だったからバイトはせず部活に熱中。そしてライン1本で、「今日は先輩と外でご飯食べてくるから遅くなる、ごめん」というのがしょっちゅうあって・・・作ったものは明日のお弁当にすればいいから別に構わなかったけれども、それでも、何でこんな毎日を送っているのかという困惑が・・・

 

親しい友達は言った。「彼のこと好きなんでしょ?好きなら我慢できるよ、そのくらい。同棲できて、そんなことで悩めるの、羨ましいなあ。」

 

まもなく、夜遅くまでの練習や、そのあとの「つきあい」で帰りが遅くなる彼に合わせ、私も夜のバイトを入れた。浅間温泉の割烹料理屋さん。閉店後の後片付けや掃除を終えると11時をすぎる日々。時給はよかったけれど、それなりにきつく、また店員同士の人間関係が面倒くさかった。頼みもしないのに同僚の悪口を、しかも毎回同じ内容のことをくどくど話すおばちゃん。もうすぐ日付が変わるというのに、執拗に飲みに誘う下心見え見えの板前さん。そんなことで身体も心も疲れてしまいがちな毎日が続き、大学近くの彼のマンションが遠く感じられ、そのバイト先から目と鼻の先の自分の安アパートに帰る夜が、しだいに増えていった。そしてその時思った。エアコンもないおんぼろの安アパートだけど、ここなら誰にも気を使わずに1人で過ごせる。なんて気楽なんだろう・・・

 

そういう日が多くなると、半同棲はやめたいなと思うようになった。そして、彼が帰省していたお盆の時、彼の部屋に置いてある自分の持ち物をすべて撤収し、彼の部屋の鍵を封筒に入れてポストに投函した。別れると決めたわけではなかったけれど、適度な距離を保ちながらの付き合いに戻したいなと思ったのだった。1人でいられる時間がどうしても必要だと切実に感じたのだ。しかし・・・それは彼の納得するところではなく、その後はたいへんだった。秋になって正式に別れるまでは、すったもんだの揉めごとばかり。会うたびに口論か気まずい沈黙。拗ねる彼、涙ぐむ彼、そんな姿に閉口した。

 

松本は美しい街なのに、懐かしいとか、たまにはふらっと訪ねてみたいとか、そういう気が起こらない私。

あまり愛着を持てないでいるのは、たんに1年生の1年間しか住まなかったというだけではない。「失敗作の恋愛」の苦味と、働き心地の悪かったバイト先のことと、過密な授業で疲労困憊な日々の連続だったという、今となっては思い出したくないことがわんさかあるからなのだと思う。

 

 あ、でも、この1年間ががあったおかげで、親友のマキちゃんと出会えた。学部はちがうけれど同じ理系で、まっすぐ生き、勉強家で努力家の彼女を見て、彼女と話して、私は我に帰ったのだった。そして、松本を離れて上田に行き、そこから今のような生活が始まったのだった。マキちゃんと2人でだったら、松本に行きたい気も起こるなあ。

 

夕方、冷凍してとってあったでっかい鮎2尾、試しに甘露煮にしてみた。今回の出来は過去最高!このレベルなら胸を張って伊豆のおばあちゃんとおじさんのところに送れると思う。お中元ということで、台風が行ってしまったら街に出て、10尾くらいどーんと仕入れてきて作ろうかな・・・

 

 

 あと、これ。何なんだよこれ?って1人笑ってしまった。

大学生協のツイッターにアップされていたやつ。鰻の蒲焼のタレをまぶしたご飯に、温泉卵まぜるって・・・今日は土用の丑の日だけど、こんなもの食べたら鰻が買えない切なさが倍増してしまうのではないかなあ。まあ、洒落っ気あるユーモア商品としてはいいのかな?

 

 

母もカナも鰻は大好きで、母が鰻丼弁当を買ってきたっけなあ、この時期。でも私は、脂気のない穴子丼が好きで、鰻丼一つの代わりに穴子丼2つ買ってきてってお願いしていたっけなあ。江戸っ子ですから穴子でしょっ、てわけでもないけれど、穴子大好き人間な私だ。明日は穴子丼を作ろうかなあ。

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